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安全靴で土踏まずが痛いのはなぜ?立ち仕事で崩れるアーチの原因と対処法

安全靴を履いて立ち仕事をしていると、
土踏まずのあたりがじわっと張ってきて、
夕方にはズーンと重だるくなることはありませんか。

コンクリートの床で、
長時間立ちっぱなしの状態が続く。

最初は「少し疲れているだけかな」と思っていても、
日を追うごとに土踏まずの奥が張るような感覚が強くなっていきます。

実はその痛み、
足のアーチ(=土踏まずのカーブ)がうまく支えられていないことが原因かもしれません。

安全靴は丈夫に作られている反面、
足裏を“支える設計”が十分とは言えないものもあります。

その状態で長時間体重を乗せ続けると、
アーチは少しずつ下がり、
土踏まずに負担が溜まりやすくなります。

この記事では、

・なぜ立ち仕事でアーチが崩れやすいのか
・土踏まずの張りを放置するとどうなるのか
・今すぐできる対処法とインソールの選び方

を、できるだけわかりやすく整理します。

「最近、土踏まずがつらい…」と感じている方は、
まずは原因を一緒に確認していきましょう。

目次

立ち仕事で土踏まずのアーチが崩れる理由

土踏まずは、
ただの「くぼみ」ではありません。

体重を分散させるクッションの役割と、
体を支える土台の役割を同時に担っています。

ところが立ち仕事では、
同じ場所に体重を乗せ続ける時間が長くなります。

歩いているときは、
足裏の筋肉や腱(けん)がリズムよく動き、
アーチも自然に上下します。

しかし、
その場で立ち続ける状態では、
アーチはずっと“押し下げられたまま”になりやすいのです。

とくに安全靴は、
つま先を守る構造や厚めのソールがある分、
足裏の細かな動きを助ける設計にはなっていないこともあります。

その結果、

・土踏まずがじわっと張る
・足裏の中央が引き伸ばされる感じがする
・夕方になると内側が重くなる

といった症状が出やすくなります。

ここからは、
アーチが崩れていく具体的な理由を一つずつ見ていきます。

長時間の体重負荷で支えが弱くなる

立ち仕事では、
足裏がずっと体重を受け止め続けます。

歩いていれば重心は前後に移動しますが、
その場で立ち続けていると、
土踏まずのあたりにじわじわと負荷がかかり続けます。

アーチは、
骨だけでできているわけではありません。

足裏の筋肉や腱がピンと張ることで、
弓のようにカーブを保っています。

ところが、
同じ姿勢で体重を乗せ続けると、
この“張り”が少しずつ弱くなります。

すると、

・土踏まずが内側に引き伸ばされる感じ
・足裏の中央がだるくなる
・何もしていないのに張っている感覚

が出やすくなります。

これが続くと、
アーチは元に戻りにくくなり、
「朝からなんとなく重い」という状態につながることもあります。

まずは、
体重を受け続けること自体が
アーチにとって大きな負担になる、という点を押さえておきましょう。

硬い安全靴で足裏が支えきれない

安全靴は、
衝撃や落下物から足を守るために作られています。

そのためソール(靴底)は硬めで、
つま先部分も補強されています。

守る性能としては安心ですが、
足裏のアーチを“支える構造”とは少し方向が違います。

とくに土踏まずの部分は、
平らに近いインソールが入っていることも多く、
アーチにぴったり沿って支えてくれる設計とは限りません。

その状態で立ち続けると、

・アーチが下に押しつぶされる
・足裏の中央が浮かず、常に引き伸ばされる
・土踏まずが「張りっぱなし」になる

といった状態になりやすくなります。

クッションが厚ければ楽、というわけでもありません。
柔らかいだけでは、
アーチを持ち上げる力にはなりにくいからです。

「安全靴は丈夫=足にも優しい」とは
必ずしも言えない点は、
知っておきたいところです。

コンクリート床がアーチに与える影響

工場や倉庫、現場などでは、
床がコンクリートということも多いですよね。

コンクリートはほとんど沈みません。
体重をかけても、
地面側がやわらかく受け止めてくれることはありません。

そのため、
足裏がすべての負荷を引き受ける形になります。

とくに土踏まずは、
本来“浮いている”ことで衝撃を分散する構造です。

しかし硬い床の上で立ち続けると、

・足裏が常に押し返されている感覚
・土踏まずの内側がジンと張る
・地面から突き上げられるような重さ

を感じやすくなります。

安全靴の硬さと、
コンクリートの硬さ。

この「硬い×硬い」の組み合わせが続くことで、
アーチは休む時間がなくなり、
じわじわと負担が積み重なっていきます。

疲労が抜けない状態の積み重ね

土踏まずの痛みは、
ある日突然強くなるというより、
少しずつ積み重なっていくことが多いです。

その日の仕事が終わったあと、
足裏がじんわり張っている。

家に帰っても、
土踏まずの奥がピンと引っ張られている感じが残る。

それでも翌日また同じように立ち続けると、
アーチは十分に回復しないまま
次の負荷を受けることになります。

すると、

・朝から土踏まずが重い
・前よりも張りが取れにくい
・足裏全体が疲れやすい

といった状態に変わっていきます。

アーチは筋肉や腱で支えられています。
つまり、使い続ければ疲れます。

回復が追いつかない状態が続くと、
「ちょっと張っている」から
「痛みが気になる」へと変わっていきます。

立ち仕事で土踏まずがつらくなる背景には、
こうした小さな疲労の積み重ねがあります。

土踏まずの痛みを放置するとどうなる?

土踏まずの張りは、
最初は「少し疲れているだけ」と感じることが多いです。

強い痛みではないし、
仕事も問題なくこなせている。

だからつい、そのままにしてしまいます。

しかし、アーチの支えが弱った状態で立ち続けると、
足裏のバランスは少しずつ崩れていきます。

土踏まずは、
体重を分散させるクッション兼土台のような存在です。

ここがうまく機能しないと、
本来分け合うはずだった負担が、
一部に集中しやすくなります。

すると、

・足裏全体がパンパンに張る
・前足部やかかとに違和感が出る
・足だけでなく、ふくらはぎまで重くなる

といった変化が出てくることがあります。

最初は「土踏まずだけの問題」だったものが、
足裏全体の疲労へ広がっていくイメージです。

立ち仕事では、
毎日同じ負荷がかかります。

だからこそ、
小さな張りを軽く見ないことが大切です。

ここからは、
具体的にどんな広がり方をするのかを
順番に見ていきます。

足裏全体に張りが広がる

最初は、
土踏まずの内側だけがじんわり張る感覚かもしれません。

しかしアーチが下がった状態が続くと、
足裏全体がうまく衝撃を分散できなくなります。

本来なら、
土踏まずがバネのように働いて
体重を受け止めるはずです。

その働きが弱まると、

・足裏の中央から前側まで重くなる
・母指球(親指の付け根)まで張る
・足の裏が全体的にパンパンになる

といった広がり方をします。

コンクリートの上で立ち続けていると、
地面からの反発を
足裏全体で受け止めることになります。

その結果、
「土踏まずだけが痛い」状態から、
「足裏全部がだるい」状態へと変わっていきます。

夕方になると、
靴を脱いだ瞬間に足裏が熱を持っているように感じる。
そんな感覚がある方は、
アーチの支えが弱くなっている可能性があります。

前足部やかかとへ負担が移る

土踏まずがうまく支えられなくなると、
その分の負担は別の場所へ流れていきます。

多いのは、
前足部(つま先側)やかかとです。

アーチが下がると、
体重はやや内側や前側にかかりやすくなります。

すると、

・母指球のあたりがジンジンする
・かかとの内側が痛くなる
・立っているだけでバランスが不安定に感じる

といった変化が出てきます。

「最近、土踏まずだけじゃない気がする…」
そう感じているなら、
負担の分散がうまくいっていない可能性があります。

安全靴は構造上、
ソールがしっかりしている分、
足裏の細かな調整を助ける働きは強くありません。

そのためアーチが崩れると、
逃げ場を失った負担が
かかとや前足部に集中しやすくなります。

土踏まずの痛みは、
足裏トラブルの“入り口”になることもあります。

慢性的な疲労感につながる

土踏まずの張りが続くと、
足裏だけの問題ではなくなってきます。

アーチは、
歩く・立つ・体を支える動きの土台です。

その土台が常に疲れた状態だと、
足は無意識にバランスを取ろうとします。

すると、

・ふくらはぎが張りやすくなる
・足首が固く感じる
・仕事終わりの疲労感が強くなる

といった形で、
疲れが広がっていきます。

「立っているだけなのに、やけに疲れる」
「以前より回復に時間がかかる」

そんな変化がある場合、
土踏まずの支えが弱くなっている影響かもしれません。

毎日コンクリートの上で立ち続ける環境では、
小さな負担が抜けきらないまま
積み重なりやすくなります。

アーチの崩れは、
単なる足裏の痛みではなく、
慢性的な疲労感につながることもあります。

今すぐできる対処法

土踏まずの張りを感じたとき、
まず大切なのは「原因を知ること」です。

アーチがうまく支えられていない状態で
立ち続けているなら、
その“支え”を補う工夫が必要になります。

難しいことをする必要はありません。

安全靴そのものをすぐに変えられなくても、

・足裏の支えを足す
・立ち方を見直す
・靴の中のフィット感を整える
・休憩中に少し緩める

といった小さな調整でも、
土踏まずの負担は変わってきます。

ここからは、
今日からできる具体的な対処法を
ひとつずつ整理していきます。

アーチを支えるインソール

土踏まずの張りが強い場合、
まず考えたいのが「アーチを支えること」です。

多くの安全靴に入っている純正インソールは、
平らに近い形状のものが少なくありません。

そのため、
土踏まずが浮いたままになり、
体重をうまく分散できないことがあります。

アーチを支えるタイプのインソールは、
土踏まずの内側をやや持ち上げる形状になっています。

すると、

・足裏が“面”で支えられる感覚が出る
・土踏まずの引き伸ばされる感じが減る
・立っているときの安定感が変わる

といった変化を感じる方もいます。

「クッションが厚いもの」を選びたくなりますが、
やわらかいだけでは支えにはなりにくいこともあります。

大切なのは、
アーチを下からそっと支える形状です。

インソールの基本的な考え方は、
別記事の

安全靴インソールの選び方|立ち仕事で失敗しない基準

でも詳しく整理しています。

まずは、
土踏まずを“持ち上げる”視点があるかどうかを
チェックしてみてください。

立ち方・重心の見直し

インソールと同じくらい大切なのが、
立ち方そのものです。

無意識のうちに、
片足に体重をかけ続けていないでしょうか。

アーチが弱っていると、
楽な姿勢を探して
内側に体重を預けがちになります。

すると、

・土踏まずの内側ばかり張る
・片足だけ先に疲れる
・気づくと腰まで重い

といった状態になりやすくなります。

ポイントは、
足裏の「内側だけ」に乗らないこと。

かかと・母指球・小指側の3点で
軽く支えるイメージを持つと、
アーチへの集中負担が減りやすくなります。

大きく姿勢を変える必要はありません。
ほんの少し重心を整えるだけでも、
土踏まずの張り方が変わることがあります。

立ち仕事では、
こうした小さな意識の積み重ねが
負担の差につながります。

靴紐の調整

意外と見落としがちなのが、
靴紐の締め方です。

安全靴がゆるい状態だと、
足が中でわずかに動きます。

そのたびに土踏まずが余計な力を使い、
アーチを保とうとして疲れやすくなります。

逆に、
甲の部分だけを強く締めすぎると、
足裏が広がりにくくなり、
土踏まずが圧迫されることもあります。

目安としては、

・かかとがしっかり固定されている
・つま先は動かせる余裕がある
・甲は締めすぎず、浮かない程度

このバランスを意識してみてください。

一度きちんと締め直すだけでも、
足裏の安定感が変わることがあります。

安全靴は毎日履くものだからこそ、
「なんとなく結ぶ」から
「少し整える」へ変えるだけでも違いが出ます。

休憩中のケア

立ちっぱなしの時間が長いほど、
アーチは押し下げられたままになります。

だからこそ、
休憩中に“ゆるめる時間”を作ることが大切です。

椅子に座ったときに、

・安全靴を一度ゆるめる
・足指を軽く開いたり閉じたりする
・土踏まずを手でやさしく押してほぐす

といった簡単なケアでも、
張りの残り方が変わることがあります。

とくに土踏まずの中央を、
親指で円を描くように軽く押すと、
内側の緊張がゆるみやすくなります。

強く押す必要はありません。
「固まっている部分をゆるめる」くらいの感覚で十分です。

毎日の立ち仕事では、
ゼロに戻すのは難しくても、
“溜めすぎない”工夫はできます。

小さなケアの積み重ねが、
土踏まずの負担をやわらげる助けになります。

土踏まずが痛い人向けインソールの選び方

「とりあえずクッションが厚いものを入れれば楽になる」
そう考えて選ぶと、思ったほど変化を感じないことがあります。

土踏まずが痛い場合に大切なのは、
“衝撃をやわらげる”よりも
“アーチを支える”視点です。

安全靴はもともとソールが硬めです。
そこにクッションだけを足しても、
土踏まずの支えが弱いままだと
張りは残りやすくなります。

また、インソールは種類が多く、

・サポート重視タイプ
・クッション重視タイプ
・薄型タイプ
・厚みのあるタイプ

など、選び方で体感が変わります。

自分の症状に合っていないものを入れると、
逆に前足部やかかとに負担が移ることもあります。

ここからは、
土踏まずが痛い人が意識したい
インソール選びのポイントを整理していきます。

基本的な考え方は、

安全靴インソールの選び方|立ち仕事で失敗しない基準

でもまとめていますが、
ここでは“アーチの崩れ”に絞って解説します。

サポート型が向いているケース

土踏まずの内側が張る、
立っているだけで中央が引き伸ばされる感じがある。

こうした症状がある場合は、
クッション重視よりも「サポート型」を検討する価値があります。

サポート型は、
土踏まずの下にやや立体的なふくらみがあり、
アーチを下から持ち上げる形状になっています。

そのため、

・足裏が一点ではなく“面”で支えられる
・立ったときのぐらつきが減る
・内側だけにかかる負担が分散しやすい

といった変化が出ることがあります。

ただし、
持ち上げが強すぎるタイプだと
最初は違和感を覚えることもあります。

「支えられている感覚があるけど痛くない」
このくらいのフィット感が目安です。

アーチが崩れている感覚が強い人ほど、
“柔らかさ”より“支え”を意識してみてください。

クッションだけでは足りない理由

土踏まずが痛いと、
「とにかくやわらかいものを入れよう」と考えがちです。

たしかにクッションは、
床からの衝撃をやわらげる効果があります。

ただ、
アーチが下がっている状態では、
やわらかいだけでは“支え”になりにくいことがあります。

クッションのみのインソールは、
体重を受けると沈み込みます。

その結果、

・土踏まずがさらに下がる
・一時的に楽でも、張りは残る
・夕方になると結局つらい

というケースもあります。

イメージとしては、
やわらかいマットの上に立っている状態です。

沈み込む安心感はありますが、
アーチを持ち上げる力にはなりません。

土踏まずの張りが続いている場合は、
「クッション+支え」があるかどうかを
確認してみることが大切です。

厚さの注意点

インソールを選ぶとき、
意外と見落としやすいのが「厚さ」です。

安全靴はもともと内部の余裕が少なめな作りも多く、
厚すぎるインソールを入れると
足の位置が変わってしまいます。

すると、

・つま先が当たりやすくなる
・甲が圧迫される
・かかとが浮きやすくなる

といった別の不快感が出ることがあります。

また、厚くなりすぎると
アーチを支えるというより、
足全体を押し上げてしまう形になります。

目安としては、
純正インソールと同程度か、
ややしっかりした厚みまで。

具体的な数値の考え方は、

安全靴インソールの厚さは何mmが適切?きつくならない選び方

でも詳しく解説しています。

土踏まずが痛い場合は、
“分厚さ”より“フィット感”を優先して選ぶのがポイントです。

価格帯の考え方

インソールは、
数百円のものから数千円台まで幅があります。

「高いほうが効きそう」と思うかもしれませんが、
必ずしも価格=合うとは限りません。

土踏まずの張りが主な悩みであれば、
まずは“アーチを支える形状かどうか”が基準になります。

実際には、

・100均などの薄いクッションタイプ
・1,000円台のサポート付きタイプ
・3,000円以上の高機能タイプ

といった選択肢があります。

たとえば

安全靴に100均インソールは使える?立ち仕事で本当に持つのか検証

でも触れていますが、
クッションのみの簡易タイプでは、
アーチの支えとしては物足りないことがあります。

一方で、
最初から高価格帯を選ばなくても、
1,000円台でもサポート設計のものはあります。

価格ごとの違いは、

安全靴インソールを価格帯で比較|100均と1000円台は何が違う?

安全靴向け1000円台インソールおすすめ3選|立ち仕事向けに厳選

でも整理しています。

大切なのは、
“値段”より“自分の症状との相性”。

土踏まずが痛い場合は、
支えがあるかどうかを軸に、
無理のない価格帯から試してみるのが現実的です。

まとめ

安全靴で土踏まずが痛くなる背景には、
アーチの支え不足があります。

立ち仕事で体重を受け続ける。
コンクリートの硬い床に立ち続ける。
硬めの安全靴で足裏が十分に支えられていない。

こうした条件が重なると、
土踏まずはじわじわと下がり、
張りや重だるさにつながります。

最初は小さな違和感でも、
放置すると足裏全体やかかと、前足部へ
負担が広がることもあります。

対処の基本は、

・アーチを支えること
・立ち方を整えること
・靴の中のフィット感を見直すこと

この3つです。

とくにインソールは、
クッションだけでなく
“支え”があるかどうかがポイントになります。

安全靴で足が痛くなる原因全体を整理したい方は、

安全靴で足裏が痛い原因は?立ち仕事で起こる負担と対処法

も参考になります。

土踏まずの張りは、
毎日の小さな負担の積み重ねです。

少しでも楽な状態で立ち仕事を続けるために、
できるところから見直してみてください。

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